部屋と耳栓と私

神鍋高原へ合気道の合宿へ行ってきた。俺は大きなイビキをかくため、同じ部屋の先輩方に迷惑をかけてはならないと思い、配るための耳栓を用意していたのだけど、不覚にも(まったくもって不覚にも)たいそう酔っ払って、誰よりも先に部屋に帰り寝てしまったのだ。しかし夜中に目が覚め、ハッとすると同時に安堵感が胸をなでおろしたのである。

 


部屋中に響き渡る様々な音域のイビキのうねり……同部屋の方々は、どうやら合気道だけではなくイビキにおいても先輩だったようだ。嬉しいっていうか、まぁなかなかうるさくて全然眠れなくなった俺は、持ってきた耳栓をソッと開封したのであった。

 

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